1件100万円位掛かることもある地盤改良。
基礎方式の選定いかんによって、その必要度合が変わることをご存じでしたでしょうか。
そもそも地盤改良って?
建築地が軟弱地盤な為、建物を建築した後に、家が傾いてしまう恐れがある場合における、地盤の補強の事を言います。
積雪地域における基礎方式の選定
木造住宅の基礎は、主に布基礎とベタ基礎がありますが、大きな違いは「土間のコンクリート」が
構造体なのか構造体ではないかです。
「べた基礎の主な特徴」
・土間コンクリートは耐圧版として構造的布基礎と一体になっている為、不同沈下しずらい。
・中布の「せい」は小さくなるため、中心部分の鉛直荷重に対する構造計算が必要。
「布基礎の主な特徴」
・基本的に荷重は布基礎部分のみで支える為、土間のコンクリートは防湿コンクリートとして防湿機能のみを持つが、1階の床束を支える必要から一定の強度が必要な為、ベタ基礎に比べ基礎自重が重くなる。
・中布の「せい」は外周部分同様に確保される為、中心部分の鉛直荷重に強い。
☆これは余り知られていないのですが、建設省告示によるとベタ基礎は布基礎に比べ、必要な地耐力が少なく、地盤改良を行う可能性は布基礎に比べ低くなります。
・・・採用する基礎工法いかんによっては、地盤改良をされている家に比べ、100万円近くの建築コストが節約できる可能性がございます。
これから家を建てる方で、地盤改良や基礎について、お悩みの方はいつでもご相談ください。