2階の天井を屋根の傾斜に合わせたり、
ロフト空間を設けるような場合の多くは「屋根断熱」となります。
最近流行りの「軒の出ゼロの住宅」は、
随分すっきり仕上がっている印象がある建物も見受けられますが
「通気」を確保しているのかどうか疑わしい物件も存在します。
本建物は軒の出ゼロの建物であるが、
大工さんとの協議工夫の上、桁行方向はもちろん妻側からの通気の確保に成功している。
屋根面の通気が確保されていない建物は
結露による染みが起きる可能性が生じ、屋根面の雪が室内の熱で溶けやすくなり、すが漏れによる雨漏りの危険性が増大します。