
建築の現場では、
設計図や部分詳細図を私が描き、各専門の職人さんが作業を行い、かたちにしています。
設計図等を作成する際は、施工性についてもじっくり考えます。
その分だけ、
実際にかたちになった時は、嬉しいです。
経験を積むうち、
壁の中などの見えない部分は、どのような材料・構成で成りたつのか、気になるようになりました。
近年では、壁内部の下地材の材寸まで、設計図等に情報として記載しています。
その過程で、大事な関わりがある工種が水道です。
例えば、2階で水道を使う設計の場合、水道管を通すスペースなど図面上において考慮していなければ、
現場での設計変更が生じてしまい、お施主様にもご迷惑が掛かってしまいます。
設計の際は水道業者さんと、配管を通すためにどの程度の寸法が必要なのかを打ち合わせし、
パイプスペース等を設計図等に反映しますが、水道に纏わる専門的な知識はありません。
また、初見訪問などの際に、簡単な水道の修理などを求められることがあり、
現地に居る間に、自ら修理を出来るに越したことはないとも感じるようになりました。
・・人が毎日必ず使う、「水」。
これはどのようにして取水され、どのような処理を経て、住まいに届くのか。
建築を専門に扱う者として、知る必要があると考え、
水道に関する現場経験を積み、今回の資格取得に至りました。
給水装置工事主任技術者資格は、
給水装置の設置や撤去・変更など行うことが出来る国家資格です。
今回得た知識を生かして
一層お客様のお役に立てるよう、努力して参ります。