※この記事は2018年5月7日に執筆したブログ記事の転載です。
建築に当たっては、お施主様から率直なご要望をお聞きし、このような絵にして現場の大工さんにお渡ししています。
お施主様は図面的なものが苦手のようで、建築過程にこの絵をじっくりお見せすることなく、建築は進められました。
人によっては考えられないのかも知れませんが、それだけ信じていただけていたということなのかと受け止めています。
設計した私だって、完成が見えて来た頃にお見せするときはハラハラものです。
けれど、それが喜んでいただけたとき、大きな感動に代わります。
施主より開口部の形状(おうちの形)や仕上げ色(白)について細かい要望がありました。
施主よりスマホ検索で提示されたものを参考に作成しています。
予算が限られているので、オーソドックスな素材でまとめるよう工夫しました。
羽目板で単調になりがちだったため、木毛セメント板を一部入れて引き締めました。
お施主様より一部天井付近にR形状のご要望がありましたが、現地で検討したところあまり空間的に良くはならないため、現場判断で取りやめました。
オシャレな感じにしたいとだけ言われ、もっともすり合わせに苦労しました。
最終的には一部高天井表し梁やキッチン対面部羽目板白塗装仕上げのナチュラルテイストにまとまりました。
お施主様と一緒に食事に行った際、奥様が気に入った壁上部のアール仕上げをソファー設置予定上部に取り入れました。
脱いだ衣類と浴室タオルを効果的に収納。部分的にスモークアクリル板で目隠し扉を設置しました。
施主の意向で壁面はシンプルにまとめました。洗濯ライニングの高さは目立たないよう低く設計しました。