※この記事は2018年7月5日に執筆したブログ記事の転載です
木造住宅において長期優良住宅・省エネ等級等、性能の高い断熱材を「厚く」設計することで断熱性能はあがります。
しかし、実際住んでみて「寒かった」という事例が数多く散見されています。
その理由はいくつかあるのですが、今回は理由のひとつを取り上げさせていただきます。
本当に住んで暖かい家はどのような構造をしているのか
通常の外壁断熱構造を示した図です。
木材は熱を通しやすい(断熱材の1/3~1/4程度)性質を持つため、冷気が通り抜けてしまいます。
これではいくら性能数値が高くても体感的には寒くなります。
「Q値が良いのにどうも寒い・・」
などという場合はこの点が大きいと考えられます。
二重断熱した外壁の例です。
弱点部分である木材部分の外側がサブ断熱材にて有効に保護されているため、体感的にも暖かくなることを確認いたしました。
二重断熱自体はそれほどのコストUPにもなりませんので、ぜひ採用してはいかがでしょうか。