※この記事は2017年9月8日に執筆したブログ記事の転載です。
家の設計作業には実は2段階の工程があります。
1つめは、間取りを詰め、外観を調整させていただくこと。
2つめは、詰めた間取りの中に実際に入り込んでみてより良い空間を作り上げていく過程です。
このパートに入ると良い空間づくりのための提案が数多く起きてきます。
予算が決まっている場合、提案自体が余計なお世話となる場合もあるため、殆どは1つめの段階で設計は終わります。
永らく「2つめの段階」に入ることはありませんでした。
これまでたくさんの家を見学し、「自分たちらしい住まいを実現させたい」と切に願うクライアントに出会い、気が付く限り数多くの愛情と工夫を込めました。
もうすぐ完成でお引渡ししてしまうのが大変名残惜しいです。
しかし、完成後の住まいを見届けるという楽しさは残っています。