緩勾配の屋根の板金は主に蟻掛け葺きが多いが多雪地域においてすが漏れが頻発しており
この欠点が改良された横葺きの発展形が平成ルーフというもので
私自身はこれを現在標準として採用している
両者の違いについてまとめた略図
蟻掛け葺きでは吊子という屋根の下地に釘で止める部材が挟まるかたちでハゼ締めされていた部分が
平成ルーフでは吊子が直接板金同士の間に挟まらない形状になっており防水性が極めて高くなっている
吊子
一般のお客様にはこの両者の違いはほとんどわからないはず
建てたあとの管理・防水性まで気を使うか使わないかで大きな違いがあります
蟻掛け葺きの屋根
平成ルーフの屋根