吉田一級建築士ブログ
  • 2020年12月9日
  • 建築

暖房ボイラー不凍液交換の実際

セントラル暖房ボイラー不凍液の交換の様子です

不凍液の交換はパネル枚数等によっても個人差がありますが、

おおむね所要時間は2時間、掛かる費用は31,000(税別)程度となっております。

いつも判断に迷うのがその交換頻度です。

旧来のボイラーは7年~8年でボイラー本体の交換の可能性を・・といった感じでしたが

近年は15年前後持ちこたえている印象です。

不凍液もさすがに10年過ぎると

その濃度成分が薄まり、パネルヒーター等の腐食が現実として不安視されます。

ボイラー交換までの間に1回は不凍液の交換が確実に必要ということになりますので、

交換までの年数の半分程度のタイミングで交換が適切ということになります。

仮に

ボイラー交換までの年数を15年とした場合、築7年目で交換。

低く見積もって、12年とした場合、築6年目で交換となります。

結論から言って築6年~7年の段階で不凍液の交換をしておいて損はないと考えます。

不凍液交換のようす

築7年経過の廃棄不凍液の実際・・・まだ腐食等の事象は起きていない

交換不凍液の濃度チェック・・・マイナス25℃の不凍性を確認

不凍液交換後の圧力確認・・・0.05Mpa適正値を確認

→エア抜き等により圧力低下した場合の危険値は0.03Mpaである旨とお施主様にお伝えし、作業を終了。

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