吉田一級建築士ブログ
  • 2021年7月1日
  • 建築

木造住宅補強金物の施工(柱取付プレートについて)

木造住宅の各仕口は、木材を互いに切り欠き組み合わさっているため、構造的な弱点となります。

こうした弱点は、各所補強金物を適切に設け補強する必要があります。

たとえば、柱と横架材(梁など)の接合部分は、上からの重さが加わっているため、補強金物がなくとも建物自重を支えることはできますが、

地震などで強い揺れが加わった際の、「下から突き上げられるような振動」に対応する必要があります。

こうした引き抜きの力に対して、補強する金物が「柱取付プレート」となります。

柱取付プレートは、建物外周の柱すべてに設ける必要がありますが、

中には、上図のように取付が出来ない箇所も生じます。

こうした部分は、

コーナー状の補強金物でしっかり補強します。

各金物の取付は大変重要なので、うっかり取付けを忘れたまま、仕上げ段階に進むことなど無いように、気を付けて施工する必要があります。

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