塩ビタイルは、
主として商業施設等の床等に用いられることが多いです。
クッションフロアーに比べ質感が高く、
厚みも2.5~3.0mmあるため家具などの凹み跡も付きづらいことから、
住宅においても人気があります。
■弊社施工事例 塩ビタイル貼りのようす
住宅新築工事においては、この塩ビタイルの施工をどの段階で行うかがポイントです。
大工さんが木製幅木を設置する「前」に塩ビタイルを貼ります。
幅木の下までしっかり床が貼ることが出来ており、仕上がりもキレイです。
仮に幅木設置「後」ですとこのように、幅木の下部まで貼ることが出来ず、
ノリが付着したり、スキマが多くなる等、仕上がりが汚くなります。
キッチン設置前に床を貼ることで、キッチンの下部までしっかり貼ることが出来ます。
塩ビタイルは耐水性が高いので、
仮に台所の給排水でなにか異常があって、水漏れ等した際に、下まで貼ってあると安心です。
・・・台所を設置した後で、塩ビタイルを貼っているビルダーも居るようですが、
その場合は、台所の下部分はベニヤ素地となっており、耐水性の面では不利だと思います。
建具枠を設置する前に貼ります。
枠の形状は複雑なので、後から貼ると床施工で枠にキズが付いたり、
不要なスキマが生じやすいです。
建具枠設置のようす。
塩ビタイルを先に貼っているので、キレイな仕上がりです。
梱包を解くと端部まで柄が入っていない床材を発見、
当然、こうした品物は使用せずメーカーに報告いたします。
塩ビタイルは、東リのロイヤルストーン、ロイヤルウッドの他、
各メーカーから販売されています。